3Dコンソーシアム

HOME > 全体活動報告ＴＯＰ > 会員情報コラム

3Dコンソーシアム




	2015年4月20日中国CITE2015展示会報告ニューサイトジャパン神田清人氏

「ＣＩＴＥ（中国ＩＴ関連展示会）報告」

CITE The 3rd China Information Technology Expo http://eng.citexpo.org/index_ab.shtm

（ニューサイトジャパン　神田清人氏提供）

2015年4月20日

4月9日～11日に、中国深センで開催されたＩＴ関連展示会に出展しました。展示会の中で気づいたいくつかの点を情報共有のためお伝えします。


	（会場の様子）		（ドローンも展示）

１．高精細ディスプレイ


	BOEの１１０”　８ｋディスプレイ

日本企業では８５”の８Ｋディスプレイをシャープが展示。中国企業ではＢＯＥが１１０”の８Ｋディスプレイを展示。ＢＯＥでは同じサイズ１１０”の４Ｋディスプレイも少し離れた場所で展示。

神田所見：同じサイズの８Ｋと４Ｋの違いは、４Ｋは肉眼でＲＧＢを目視可能。
８Ｋになると肉眼でピクセルが確認できないほど細かい。シャープの８５”８ＫとＢＯＥの１１０”８Ｋを比較すると、当然のことであるが、８５”の方がきれいに見える。それはピクセルが小さいからである。視距離、使い方によってどちらを選択するかは顧客次第。

中国企業はこぞって大きい方を市場投入しているように感じられる。「大きいことはいいことだ！」と言わんがばかり（昔のチョコレートの宣伝のようだが。。。。）。

２．大型テレビ

チャンホンは９８”の大型テレビを紹介。不思議なことはサイズを明記していない。多分、となりのＢＯＥブースでより大きい１１０”が展示されているからか？質問してやっと、９８インチであることを開示。
右写真中央

3.カーブドＴＶ

各社、ここぞとばかりに、凹面状のカーブドＴＶを展示。

4.ゴーグル型ディスプレイ

中国企業１社が展示。オキュラスタイプでディスプレイ組み込み型の試作品を展示。同社の主力商品は、１００元（約２，０００円）の小売価格の個人のスマホを使うGoogleタイプのもの。２，０００円で買えるのであれば、市場性は高いと感じた。この企業は５月に日本の展示会で製品紹介を行う予定。

５．ＳｕｐｅｒＤ社

ＳｕｐｔｅｒＤ社は私が何度か接触している企業であるが、協業企業との間で２つの裸眼３Ｄ製品を企画中であり、２０１５年中の上市を目指している。１）裸眼３Ｄゲームスマホ機器ソニーのＰＳＰを６０％に縮小したような外観で、ゲーム機にスマホ機能がついたようなもの。中国及び米国市場にての販売を企画中。２）裸眼３Ｄディスプレイスマホ内のＳＢＳコンテンツをＷｉｆｉにて７インチほどの裸眼３Ｄ表示装置に飛ばして３Ｄ画像を楽しむ機器。スマホがコントローラーとなる。

総合所見：

３Ｄ製品は上記の４と５のみであった。テレビ機器製造会社は、３Ｄ関連機器を展示していない。ましてや３Ｄテレビなどは全く見られなかった。テレビ機器製造会社は新機軸をもとめている。そのひとつがカーブドＴＶではあるが、私見としては普及することはないと思う。この２年ほどは、アーリーテイカーによる初期購買があると思われるが、家庭内のテレビとしては適切でないと消費者が理解したときにカーブドＴＶ販売は崩壊すると考えている。「３Ｄ＋α（アルファ）」を考え、消費者にマッチングする何がしかの価値を見出さなくてはならない。

皆様へのお知らせ
ニューサイトジャパンでは３Ｄ関連中国企業の日本での市場開拓、営業支援活動を依頼されています。

＋裸眼３Ｄパーソナルデバイス
＋ゴーグル型３Ｄ／ＶＲデバイス

ご関心・ご興味がある方、お手伝いいただける方は以下にお問合せください。

株式会社ニューサイトジャパン
神田清人

kkanda@newsightjapan.com

090-3236-6394