2004年5月28日
昨年度、技術調査WGの活動はあまり回数がこなせなかったものの、全体的なすすめ方がわかってきたので2年目を迎えさらに活性化したい。マーケット立ち上げに向けて、立体コンテンツを安価で身近なものにしなければという思いがあり、立体コンテンツの製作技術に力を入れる。部会活動も本日のような形で各々連携を取って、たとえば安全/ガイドライン部会とも「(ユーザーにとって)見やすいコンテンツとは」というテーマでコンテンツ製作技術の成果を安全面に反映したい。
実写系コンテンツは、デジタルカメラが安価になり2台のカメラを使って立体写真を撮って、市販のツールを使ってコンテンツ製作できそうな状況になってきた。グラフィック系コンテンツは、ツールは豊富にあるのでコンテンツホルダーと連携してユーザーが興味を持つものを立体化していきたい。アニメもフォトショップで簡単に立体化できるので、具体的に製作にチャレンジしたい。ビジネス系コンテンツは、プレゼンテーションとかCMとか短編が3Dに向いていると思う。ホームページ製作やインターネット配信にからめて、イージーサーバーでどのように対応していくのかを含めてトライしたい。既存の2Dコンテンツを立体化することについては自動変換である程度のものはできるが、ビジネスベースにつなげていくためにコンテンツ製作者と連携を取って編集すれば、見違えるような立体映像になる。
これらのコンテンツ製作を具体的にどのようにすすめるかだが、まずは製作者が「見やすい立体コンテンツ」「見にくい立体コンテンツ」といった認識を持つこと、次に共通フォーマットや共通ビュアの環境整備を話し合いたい。盛り沢山のテーマがあって、はたしてどこまでできるのかという心配もあるが、実際に製作してみる、チャレンジしてみるという場にしたいので会員の皆様の積極的なご参加をお願いしたい。
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