●コンテンツが３Ｄになると…

• 何がうれしいのだろうか？
• どういうメリットがあるのだろうか？
• どういうビジネスが成り立つのだろうか？

●３Ｄコンテンツの意義、３つの観点から考えてみたい

1. データが３Ｄであることの必要性／メリット
   （コンテンツ生成の観点から、どういう分野で？）
2. 立体的に見えることの意義・面白み
   （３Ｄビューア、３Ｄディスプレイなど表示するという観点から）
3. ３Ｄデータが利用できることの意義・メリット
   （アプリケーションやサービスの観点から直感的な商品紹介、サービス）

●サービス／コンテンツ部会の目的

• ３Ｄコンテンツのメリットを生かしたコンテンツ市場の活性化を図る
• 新規サービスを検討し、キラーサービス、キラーアプリを提言する
• 参加企業の横のつながりを生かした新規ビジネス開拓の場とする
  

●部会の具体的活動内容

1. ワーキンググループ（ＷＧ）活動
   ・クリエータ／サービスＷＧ
   ・トータルソリューションＷＧ等
   ・課題整理、具体的方向性の明確化
   
   
2. 実証実験
   ・各種コンテンツ公開の場の提供
   ・実験サービスの実施
   
   
3. 勉強会
   ・各企業の情報交換の場
   ・コンテンツ作成のノウハウ収集
   ・３Ｄビジネスに向けての有識者による講演

●コンテンツ部会主催の勉強会

1. 第１回目（５月）：コンテンツ生成
   ・３Ｄとして見せるための方法／ノウハウ
   ・３Ｄ液晶に最適なイメージ生成条件
   
   
2. 第２回目（８月）：各企業事例紹介
   ・様々なアプリ、サービスの紹介
   ・実験サービスの実施
   
   
3. 第３回目（１１月）：著作権等権利関係
   ・コンテンツ配信における留意点

●勉強会テーマ候補

• 医療と３Ｄコンテンツ
• ブロードバンドと３Ｄコンテンツ
• 大型映像、３Ｄならではのコンテンツ紹介
• いろいろな仕組みの３Ｄ表示におけるコンテンツの特徴
• ３Ｄコンテンツと放送

●ＷＧ活動について

　アンケートでは３つのＷＧ

• クリエータＷＧ…現状の課題、活性化対策
• ユーザＷＧ…キラーアプリ、キラーコンテンツ調査
• プロバイダＷＧ…著作権・配信方法・セキュリティの方向性

　を考えていました

●当面は１つのＷＧ

ＷＧ参加を希望される方々による検討を通して、３Ｄコンテンツ市場活性化の課題・方向性を明らかにする
当面は１つのＷＧから…「クリエータ／サービスＷＧ」

• どういったコンテンツがあるか
• どういったメリットがあるか
• 課題は？
  ―いろいろな実例を見せていく、見る機会を増やしていくことが重要
  「トータルソリューションＷＧ」
• サービス事例は？

●実証実験

• 機器貸し出し等による環境の提供
• コンテンツを公開する場の提供
• コンテンツのコンテストなどによる素人のクリエータの巻き込み

●今年度の進め方

1. 勉強会
   ・５月…コンテンツの作り方
   ・８月…各企業事例紹介
   ・11月…権利保護関係
   
   
2. ワーキンググループ
   ・クリエータ／サービスＷＧ…コンテンツ制作の課題／活性化対策
   ・トータルソリューションＷＧ…サービス実施における課題／キラーアプリ検討
   
   
3. 実証実験
   ・会員からのコンテンツ収集、配信実験等
   ・コンテスト等による素人のクリエータの掘り起こし
   ・実験サービス検討
   特定分野を決めて実証実験

（株）メタ・コーポレーション・ジャパン・町田聡氏
「どのような立体視システムにも対応できる立体視コンテンツを供給」

●ライブラリ業務

「META デジタル コンテンツライブラリ」
バイオメディカルとサイエンス分野に特化したストックコンテンツをライブラリとして企業や機関にライセンスする業務です。

●プロダクション業務

ライブラリのカスタマイズやメディア化を中心にバイオメディカルとサイエンス分野に特化した制作業務を行います。

●３Ｄ STEREO

メタ・コーポレーション・ジャパンでは３Ｄ CG 技術やボリュームレンダリング技術を通して、長年に渡り実用的な3D ステレオ表示技術に関する研究を続けてまいりました。
特に当社が得意とするバイオメディカル分野とサイエンス分野、教育分野では、対象を立体的に観察することの重要性が認識されており、手軽に立体視できるシステムやコンテンツの登場が潜在的に望まれています。
メタ・コーポレーション・ジャパンでは、立体視に関する有効性を積極的に実証するために、どのような立体視システムにも対応できる、立体視コンテンツをシリーズ化して供給しています。

●対応システム

• 大型3D ステレオ表示システム（複数プロジェクタ対応）
• デスクトップ3D ステレオ表示システム（PC 、DVD 、HDTV 等）
• モバイル3D ステレオ表示システム（ノートPC 、PDA 、HMD 、携帯電話）
• 静止画3D ステレオ表示（レンチキュラー、ホログラフィー）

ステレオ視番組ライブラリ 科学館やサイエンスミュージアム用に適した、大型3D ステレオ表示システム用コンテンツの番組化に取り組んでおります。

（株）ＮＴＴデータ・岩内孝則氏
「衛星画像３Ｄ空間コンテンツ‘OverScene’のご紹介」

NTTデータでは、衛星画像コンテンツサービス「GeoContentsサービス」の１サービスとして、衛星画像３Ｄ空間コンテンツ「OverScene」を提供しています。OverSceneは、衛星画像をソースとすることにより以下のような特長をもつ３Ｄコンテンツを提供しています。

●１）写実性

OverSceneは衛星から捉えた地表のありのままの姿を３次元化します。
実写さながらのリアルな迫力をご提供します。

●２）広域性

航空機撮影では困難な、数百キロ平方メートルという広大な面積を一度にご提供できます。

●３）グローバル性

世界各地の任意の場所（※）の３次元コンテンツの提供が可能です。

また、NTTDATAではコンテンツの普及のためにはコンテンツを「使う環境」の提供が不可欠と考えています。OverSceneでは3Dコンテンツとともに高速３次元ビューア「OverSceneViewer」を無料バンドルすることにより、お客様側ではWindowsPCさえあればすぐにお使いいただけるようにしています。

シャープ（株）・矢部博明氏
「立体視画像の作成方法について-OverScene画像を実例として」

NTTデータでは、衛星画像コンテンツサービス「GeoContentsサービス」の１サービスとして、衛星画像３Ｄ空間コンテンツ「OverScene」を提供しています。OverSceneは、衛星画像をソースとすることにより以下のような特長をもつ３Ｄコンテンツを提供しています。

●一般論

• 立体視の原理
• 立体画像を作成する時の注意点
• ３ＤCGの作成手順

●OverScene画像の立体化

• 実際の作業の流れ
• 実例
  １）アフガニスタン
  ２）神戸静止画
  ３）神戸動画
  ４）富士山動画

（株）リコー・香川正明氏
「３Ｄ Communication Tool」

●リコー　ソフトウェア研究開発本部マルチメディア研究所

本格的なブロードバンド時代により、３Ｄデータや映像情報などの大容量データが手軽に扱えるようになり、専門家にしか開かれていなかったマルチメディア・コンテンツ制作を、オフィス内で誰でもが簡単に手軽に作成でき、扱えるようになることで、文章や図、グラフだけでは伝えきれなかったさまざまな情報を活用し、オフィスの生産性向上を目的とした研究・開発を主眼に活動。
http://www.ricoh.co.jp/src/jp/
マルチメディア技術
インターネット技術
３Ｄ技術：
３Ｄ技術の基盤となる３Ｄカーネル(DESIGNBASE)
http://www.ricoh.co.jp/designbase/
３Ｄデータを簡単に見ることができるビュ−ワー
http://www.ricoh.co.jp/tech/25/

●３Ｄ Communication Tool

大規模3次元CADモデルの高速表示ツール ［狙い］3次元設計データの有効活用を通して、設計工程全体の効率化、さらには企画、デザインから販売、保守までの全ての工程において3次元データを活用させるためのツールの提供

［特徴］

• 3次元高速表示/3次元データ圧縮
• シェーディング表示/ワイヤーフレーム表示/隠線処理表示
• アセンブリ表示/アセンブリ展開
• 断面表示 ・モデル計測
• モデル移動（拘束） ・色設定
• 注記作成 ・スナップショット
• アニメーション ・干渉チェック　等々

［現状］
社内の設計、生産部署にて利用中。早い段階での設計の検討に利用され、開発期間短縮に貢献。