「ワンコンテンツ・マルチユース」展示の試み
9月11日の部会活動合同発表会の際にご案内したとおり、今回は「ワンコンテンツ・マルチユース」という狙いで併設展示をいたしました。同じコンテンツを異なった方法で変換して、異なったディスプレイで、異なったサイズで見るという試みです。これによって見え方がどう違うかを是非目で見て実感していただきたいと思います。
コンテンツは2次元のビデオコンテンツですが、クロスメディア様から映画「鉄人28号」、DDD様から「ジェラシックパーク」をご提供いただき、それをインターサイエンス様、DDD様、マーキュリサンデー様の2D/3D変換ツールを使って3次元の映像とし、さらにそれを有沢製作所様、DDD様、シャープ様、三洋電機様の異なったサイズのディスプレイによって表示しています。
同じコンテンツであっても見方によっていろいろ印象も変わりますので、皆様のご意見なりご感想なりを事務局宛に上げていただき、今後の部会活動に役立てたいと思います。今回の「ワンコンテンツ・マルチユース」展示の試みにご協力いただいた会員の皆様、ありがとうございました。
一般ユーザーも参加する携帯電話3D実証実験
次に3Dの実証実験について進捗状況のご報告です。3Dディスプレイとして現在市場に最も広まっているのは携帯電話の505iですので、3Dコンテンツの実証実験のプラットホームとして、まずここからやっていこうということです。実証実験の目的のひとつは、一般ユーザーに3Dコンテンツに触れるチャンスを増やそうということです。それによって、どんなコンテンツがユーザーに受け入れられるのか、喜ばれるのかを調査できます。
実際に携帯電話に3Dのコンテンツをのせるためには変換ツールが必要ですので、3Dクリエーターの方々には変換ツールを貸与する方向で検討中です。具体的には、携帯電話サイトからダウンロードできるサーバ構築を検討している段階です。505iのスペックでいうと、現状可能なのは静止画、音楽としてMIDIなどで、ひとつのコンテンツは200kbぐらいのデータサイズ。またビュアをダウンロードして一般ユーザーも3Dコンテンツが見られるようにします。見たユーザーがボタンを押してアンケートに答えてもらえることも考えています。
この携帯電話向けの3Dのコンテンツですが、まず会員の皆様からのコンテンツ提供をお願いしたい。具体的には、静止画ベースで5シーン程度画面が切り替わる形。シーンのチェンジを効果的に使っていただいて、ストーリー仕立てで例えば観光案内、商品紹介などの3Dコンテンツを作っていただきたい。後日ホームページを通じて、具体的にご案内させていただきます。
◎関連・詳細データは
こちらからダウンロード可能です (zip圧縮データ【29KB】)