年に一度、開催されるコンピュータグラフィックに関する世界最大級のイベントである、SIGGRAPH(Special Interest Group on computer GRAPHics)が米国ロサンゼルスで開催された。昨年はカナダ:バンクーバーにて開催されたが、今年は米国に戻り開催され、映画業界の聖地でもあるハリウッドに近いこともあり、多くの映画関係者が来場され盛況であった。デジタル映像技術・手法等の研究発表の場で世界的に注目度が高いSIGGRAPHであるが、イベント展示会では、ピクサーをはじめとする多くのデジタルコンテンツ制作関連、3Dゲームや3DCGムービーのほか、3Dプリンターなど、3Dの新たなカテゴリーが訴求されていた。
3Dコンソーシアムでは海外活動の一環として、今年も、展示会場において専用ブースを確保し出展参加した。(株)ニューサイトジャパン、(株)ナナオ、(株)ふじわらロスチャイルドリミテッドの3会員の共同出展と3Dコンソーシアムの活動紹介ならびに日本の3D業界をアピールした。
展示会閉会後にはロサンゼルス市内を視察し、3D関連の情報収集をした。市内の薬局では裸眼3D表示装置を使用した商品紹介など、3D映像の表現・観賞といったことから、3D表現システムの活用化が進んでいると感じた。
<出展内容>
●株式会社ナナオ
「EIZO DuraVision FDF2301-3D」(2視差裸眼3Dディスプレイ)
●株式会社ニューサイトジャパン
「42” 8視差裸眼3Dディスプレイ+2D3Dコンテンツ自動変換装置」
「24” 8視差裸眼3Dディスプレイ」
●株式会社ふじわらロスチャイルドリミテッド
「3D調査レポート:The 3D New wave and The Future image 〜3D Global Deployment by New Spread Strategy〜」(パンフレット展示)