まず第1点ですが、5月28日に勉強会ならびにサービス/コンテンツ部会を開催いたしましたが、その際会員数を幹事会員5、正会員90、賛助会員13と報告をさせていただきました。その後の約1カ月で新たなご参画がありまして、会員数はさらに8増加しております。正会員は96、賛助会員が15、これに幹事会員5を加えますと、現在116会員が我々3Dコンソーシアムの活動母体となっております。
ここで新たに参画されました正会員と賛助会員をご紹介いたします。正会員は、(株)リコー、フィールズ(株)、AZビジコム(株)、(株)ブロードバンド、(株)トプコン、三井物産(株)の6社、賛助会員は日本大学理工学部の吉川助教授、写真家の清水正太郎さんのお二人です。どうぞ皆様、拍手をもってお迎えいただけますようお願いいたします。(拍手)
第2点は、海外へのアプローチ、展開についてご報告いたします。海外のブランチ構想の目的は二つありまして、ひとつは海外の3D市場の情報をこの場にフィードバックして皆様のビジネスに活かしていただくこと。ふたつ目は我々日本の活動状況を海外に発信して、皆様のビジネスチャンスをワールドワイドに拡げていただきたい、ということです。
ちなみに現地時間の本日、ルクセンブルグでバーチャルリアリティの世界会議が開催されておりますが、そこで3Dコンソーシアムとしてのメッセージを発信いたします。さらに本年7月には米国のシーグラフでも同様のメッセージを発信し、米国やヨーロッパにおける活動の呼びかけを通じて具体的なプラン作りに入っていきたいと考えております。
国内においても、他団体から様々な形で当コンソーシアムに対して参画の呼びかけが来ております。7月1日〜2日は「3次元画像カンファレンス2003」、7月4日〜5日は「GISカンファレンス2003」、7月16日〜17日は「デジタルコンテンツワールド2003in広島」、7月19日は「循環器画像技術研究会」、10月14日〜16日は「アジアデザイン国際会議」などです。
3Dコンソーシアムとしてのメッセージを発信しながら、我々の活動のプレゼンスを高めていくというのが狙いでもあり、国内でも海外でもこうした活動の強化を図りたいと考えており、みなさま方の積極的な参画、ご提案をお願いいたします。会員の中からは、海外にブランチを作っていくのであればボランティア精神で事務局として機能したい、との申し出もいくつかいただいております。我々内側の活動をきちんと盛り立てていきながら、外側にもより多くの渦を巻き起こしたいというのが2つ目のご報告です。
最後に、会場後方の展示台に5台ほど展示しておりますが、国内の市場形成に直結する3Dのプラットホームの拡がりについて一、二ご紹介いたします。3Dディスプレイをもったプラットホームの1号機として携帯電話の「SH505i」が先週デビューいたしました。携帯電話に続いてパソコンとディスプレイについても、年末商戦に向けて既に2社が商品化の検討に入っております。携帯電話のマーケットの拡がりと大型3Dディスプレイの今後につきましては、コンシューママーケットに向けて、プラットホームの拡がりとそこでのビジネスチャンスを皆様にも是非お考えいただきたいと思っております。
いずれにしましても3Dコンソーシアムの最大のミッションである市場形成に向けての大きな第一歩が踏み出されたということを3つ目の報告としてご紹介させていただき、ご挨拶に代えさせていただきます。