3Dコンソーシアム -3D新時代“驚きから感動へ!”-
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「3Dコンソーシアム平成25年度通常総会/記念講演会/併設展示」の開催
(会場:日本教育会館 第1会議室)
2013年2月27日
日本教育会館(千代田区一ツ橋)第1会議室において、平成25年度3Dコンソーシアム通常総会を開催した。通常総会開催後、続いて同会場にて記念講演会を開催した。また、会員社による「デモ展示」も行なった。

通常総会

挨拶に立つ水嶋繁光会長
開催に当たり、水嶋繁光会長(シャープ株式会社)が挨拶を行なった後、開会した。

議事に先立ち、議長に選出された石川禎氏(3DC幹事、株式会社東芝)が、構成員42会員中、出席24会員、委任状提出14会員の合計38会員により、過半数以上の出席にて本総会は成立した旨報告し、議案審議に入った。続いて、今井孝一事務局長が各議案の説明を行ない、中田吉秋氏(3DC幹事、ソニー株式会社)より監査報告を行なった。審議の結果、全議案は原案どおり承認された。本総会において審議・承認された議案は下記のとおり。

【通常総会議案】
通常総会成立を宣言する石川議長(株式会社東芝)
監査報告をする中田監査役(ソニー株式会社)
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記念講演会

挨拶をする
今井孝一事務局長
通常総会に続き、同会場にて、「もっともっと3D!〜 3D on Your Business. 3D ビジネス領域の拡大と発展 〜」と題した記念講演会を開催した。
記念講演会には一般参加者も含めて、117名が聴講された。

「4Kと3Dの新たな可能性」

株式会社ふじわらロスチャイルドリミテッド エグゼクティブ・ディレクター
松本 郁夫
<要旨>
2012年に3D事業者へのアンケート調査を行い、日本の事業者の停滞感と 海外事業者の意気軒昂さの好対照が鮮明であった。その根本原因の分析と、3Dの進むべき方向性についての分析を示す。4Kの進展と3Dの組み合わせも今後重要な要素となるため、4Kに関する動向分析も含めた。
※展示デモ有
「従来2D受信機と互換性のある新3D放送方式“Advanced Stereo 3D”」

株式会社NHKメディアテクノロジー 3D高精細部 エグゼクティブエンジニア
西田 泰章
<要旨>
現状3D放送の解像度が半分で横2画面となる問題を解決し、従来のテレビでもフルハイビジョンで受信でき、3Dテレビではフルハイビジョン3Dとして試聴可能で、しかも従来の放送帯域で放送できる新3D放送方式を提案した。これにより現状のサイドバイサイド3D放送と比べて解像度だけで無く、画質も向上する。
「医療教育と臨床現場における3Dの現状と未来」

慶應義塾大学医学部医学教育統轄センター臨床解剖研究委員会(CAL)委員、株式会社メタ・コーポレーション・ジャパン 代表取締役
高沖 英二
<要旨>
家庭用TVの殆どが3D対応になり、4K3Dモニターも普及の兆しが見え始める一方、iPhone, iPad,などの携帯端末も急速に普及してきた。この環境を活かした医療教育と臨床現場の現状を紹介し、PC用アプリやiOS用アプリActioforma KOSの3Dコンテンツをご覧いただきながら今後を見通す。
※3D映像上映、展示デモ
「3D技術と3Dビジネスモデル 〜3Dデジタルサイネージのケーススタディ〜」

株式会社ニューサイトジャパン 代表取締役
神田 清人
<要旨>
3D技術は多岐にわたり面白い技術、使いたい技術は世の中に数多く存在する。しかしながら、3Dビジネスはなかなか大ブームとまでは至っていない。その根源を追及すると3Dのビジネスモデルが脆弱であるという事実に到達する。本講演では、3D技術と3Dビジネスモデルの相関関係について3Dデジタルサイネージをケーススタディとして考察し、今後の3Dビジネスの可能性について考える。
※展示デモ
「山陰海岸ジオパークを紹介する3D映像の取り組みについて」

鳥取県立博物館付属山陰海岸学習館 専門員
山田 佳範
<要旨>
山陰海岸ジオパークの魅力を紹介する3D映像「大地と海の物語」が平成24年12月に完成し、山陰海岸学習館(鳥取県)で定期上映している。映像制作に至ったいきさつや映像制作のねらい、定期上映開始後の効果等について報告した。
※3D映像「大地と海の物語」上映
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併設展示内容(会員名50音順)
株式会社ニューサイトジャパン

【24インチ裸眼3Dディスプレイ】
・自然な3D映像を裸眼で表示
株式会社ふじわらロスチャイルドリミテッド

【3D関係調査レポート「4K高精細と3Dの新たな可能性2013 v1.1」〜世界の3D関連事業者アンケートと市場分析による将来像〜】
株式会社メタ・コーポレーション・ジャパン

【iOS用アプリ:Actioforma KOS】
・Actioforma KOS はiPad, iPad mini, iPhone, iPod Touch 用のアプリで、3DTV等へのS3D出力が可能なビューアを備えたコンテンツプラットフォームです。医学・生物学系を中心としたS3DムービーやインタラクティブS3Dコンテンツをコンテンツ・サーバー(Actioforma Store)からダウンロードできます。今後、プレゼン機能の強化やコンテンツ作成機能の充実を予定。教員がS3D機能のある電子黒板を用いて、S3D教材を自在に織り込んだ授業を行うだけでなく、iPadやiPod Touchを児童・生徒に配り、子供達が自らコンテンツを作ったり、S3Dのプレゼンを行ったりすることが可能になります。
・会場の様子

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