3Dコンソーシアム -3D新時代“驚きから感動へ!”-
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「技術部会主催3Dコンソーシアム勉強会」
(会場:神保町・日本教育会館 707号室)
2012年6月14日
開会の挨拶をする石川禎氏(技術部会長、株式会社東芝)

6月14日、日本教育会館において、技術部会主催の勉強会を開催した。
今回のテーマは『3D関係の新しい表現技法と最新状況の紹介』。
3Dは普及期に入り、各国で3D放送が運用されるなか、3Dゲームの普及や今夏にはロンドン・オリンピックの3Dライブ撮影も予定されるなど、その魅力への期待は拡大している。とりわけ、大市場である中国でも今年より国営放送による3D放送が始まり、その状況は大変興味深いものであることから、今回は現地より講師をお招きし、中国における3D TVや3D放送の現状、3D製品や3D技術の事情をお話いただいた。また、3Dを応用した新しい多様な表現技法も見られるようになってきていることから、3Dの撮影から編集までの技術に関して各専門の方々にご講演いただき、それぞれ展示デモもしていただいた。今回の勉強会の参加者は25社 61名であった。

「3D互換の多重化隠蔽映像」

神奈川工科大学 情報学部情報メディア学科 准教授
白井 暁彦

<講演概要>  近年、3D映像技術の進歩、普及は目覚しい。しかしながら3D映像が「奥行き・飛び出し」のみの付加価値しか持ち得ないのであれば、過去の歴史の轍を踏むことになるかもしれない。本研究は既存の3Dディスプレイ技術の基盤を使い、新しい付加価値となり得る「多重化・隠蔽映像」を実現し、その応用を開発している。講演では、基本となる理論と特許などの現状、付加価値の高いコンテンツの例を紹介する。※デモ有り
◎配布資料: 白井氏資料

「ゲーミフィケーションが見た3D映像技術の未来」

東京工芸大学 芸術学部ゲーム学科 准教授
宮澤 篤

<講演概要>  人々をゲームに熱中させる要素やノウハウを分析して、プロモーションやネットサービスに応用する“ゲーミフィケーション”が注目を集めている。今回は、多視差CG映像制作と多視差表示の活用紹介として、ゲームインターフェースを使った大学入試数学への解法と、新しいゲームデバイスを使った写真術を開発し、評価を行ったので報告する。※デモ有り
◎配布資料: なし

「3Dプロジェクションマッピングの実際 〜企画/制作から運営まで〜」

コンテンツサービスプロデューサー
町田 聡

<講演概要>  はたしてプロジェクションマッピングは既存技術なのか、新技術なのか?話題が先行するわりに実態やその良し悪しが語られることは少ない。 本セッションではプロジェクションマッピングの実演を交えて全体像を解説する。 ※デモ有り
◎配布資料: 町田氏資料

「中国における3D TVと3D放送の現状〜3D製品や3D技術の事情紹介」

China Mega Group, President & CEO
Peter Hsu

◎配布資料: Peter Hsu氏資料

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